マイナンバーカードの保険証利用が開始

2021年10月20日から、マイナンバーカードの健康保険証利用の本格運用がスタートしました。マイナンバーカードの健康保険証利用のメリットとしては、次のようなものがあります。

・顔認証付きカードリーダーで受付が自動化され、本人確認と保険資格の確認が一度に実施可能になります。
・過去の薬や特定健診等のデータが自動で連携されるため、口頭で説明する必要がなくなります。また、自分の体についてのデータを見たうえで診察・薬の処方をしてもらえることで、より良い医療が受けられます。
・マイナンバーカードを利用できる医療機関窓口での限度額以上の一時支払いの手続きが不要になります。
・マイナポータルからe-Taxに連携することで、確定申告が簡単になります。

便利なサービスではありますが、現時点ではマイナンバーカードを健康保険証として利用できる医療機関が1割に満たない状況です。マイナンバーカードの健康保険証利用に対応していない医療機関を受診する場合には、今まで通り保険証を持参する必要がありますので、その点は注意しておきましょう。

マイナンバーカードの健康保険証利用については、厚生労働省のサイトやマイナポータルのサイトで詳しく紹介されていますので、利用を検討している場合は、そちらをチェックしてみてください。

(参考:厚生労働省 マイナンバーカードの健康保険証利用について)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_08277.html#hokensho1