雇用保険の適用拡大に関する見直しの方向性について

先日報道でも取り上げられていましたが、職業安定分科会雇用保険部会が11月22日に開催され、雇用保険の適用拡大に関する見直しの方向性の案が示されました。

示された方向性の案は以下の通りです。

●雇用保険見直しの方向性(案)*資料より一部抜粋
・従来適用対象とされてこなかった週所定労働時間20時間未満の労働者について、雇用保険の適用を拡大し、雇用のセーフティネットを拡げることとしてはどうか。
・適用拡大の範囲については、給付と負担のバランスのほか、申請手続等を含む事業主の負担や被保険者の増加に伴う制度運営コスト等も踏まえ検討してはどうか。
※仮に週所定労働時間 10 時間以上まで適用拡大した場合は最大約 500 万人が、15 時間以上まで適用拡大した場合は最大約 300 万人が新規適用となると見込まれる。

現行は雇用保険への加入は「1週間の所定労働時間20時間以上であること」が要件の1つとされてますが、この時間数が緩和される可能性がありそうです。

ホームページには上記の資料が掲載されていますので、気になる方はチェックしてみてください。

(参考:厚生労働省 第187回労働政策審議会職業安定分科会雇用保険部会)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36430.html