過重労働解消キャンペーンなどを実施、11月の「過労死等防止啓発月間」

厚生労働省は11月を「過労死等防止啓発月間」と定め、過労死等をなくすため様々なキャンペーンなどを毎年行っています。

11月中は、各都道府県において「過労死等防止対策推進シンポジウム」が行われるほか、「過重労働解消キャンペーン」として、長時間労働の削減や賃金不払残業の解消などに向けた重点的な監督指導や過重労働等に関する相談を無料で受け付ける「過重労働解消相談ダイヤル」の設置などが行われます。

●過重労働解消キャンペーン内容(一部)
①重点監督の実施…長時間にわたる過重な労働による過労死等に関して労災請求が行われた事業場や若者の「使い捨て」が疑われる企業などへの重点的な監督指導が行われます。

②過重労働相談受付集中週間と特別労働相談受付日の設定…10月31日(日)から11月6日(土)は過重労働相談受付集中週間とされ、全国の相談窓口において、労働相談と労働基準関係法令違反が疑われる事業場の情報を積極的に受け付けるとしています。また、11月6日(土)は特別労働相談受付日とし、「過重労働解消相談ダイヤル」が設置されます。

③過重労働解消のためのセミナー開催…企業における自主的な過重労働防止対策推進を目的として、10月から12月を中心に、会場やオンラインで「過重労働解消のためのセミナー」が実施されます。

これらの詳細は厚生労働省のHPに掲載されていますので、気になる場合はチェックしてみてください。

(参考:厚生労働省 報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_20865.html