前年より違反数が増加。長時間労働が疑われる事業場に対する令和4年度の監督指導結果
厚生労働省は3日、令和4年度に長時間労働が疑われる事業場に対して労働基準監督署が実施した監督指導の結果を取りまとめ、公表しました。
公表された資料によると、監督指導を実施した事業場は33,218事業場で、うち81.2%(26,968事業場)において労働基準関係法令違反があったとされ、前年の74.0%(23,686事業場)から大きく増加しています。
なお、主な違反内容についてですが、42.6%(14,147事業場)において違法な時間外労働を確認し、是正・改善に向けた指導が行われたとされています。
ホームページ上で公開されている資料では、実際の労働基準監督署の指導事例、また、長時間労働の削減に向けた積極的な取組を行っていた事例も掲載されていますので、確認しておいても良いかもしれません。
(参考:厚生労働省 報道発表資料 長時間労働が疑われる事業場に対する令和4年度の監督指導結果を公表します)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34504.html