コロナ禍前を大きく上回る結果に。令和5年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況

厚生労働省は4日、令和5年の民間主要企業の春季賃上げ要求・妥結状況を公表しました。

*集計対象…妥結額(妥結上明らかにされた額)などを把握できた、資本金10億円以上かつ従業員1,000人以上の労働組合のある企業364社。

公表された結果によると、平均妥結額は11,245円となっており、前年(6,898円)と比較すると4,347円の増加、コロナ禍前の令和元年(6,790円)と比較すると4,455円の増加となっています。また、現行ベース(交渉前の平均賃金)に対する賃上げ率は3.60%で、前年(2.20%)と比較すると1.40ポイントの増加、コロナ禍前の令和元年(2.18%)と比較すると1.42ポイントの増加となっており、賃上げ額、賃上げ率ともに昨年、コロナ禍前の令和元年を上回ったとのことです。

規模が大きな企業のものとはなりますが、厚生労働省のホームページでは、産業ごとの状況やこれまでの推移なども公表資料から確認することができますので、参考に確認されてみても良いかもしれません。

(参考:厚生労働省 報道発表資料 令和5年 民間主要企業春季賃上げ要求・妥結状況を公表します)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34190.html