令和6年度地域別最低賃金額改定の目安は50円

先日開催された中央最低賃金審議会で、今年度の地域別最低賃金額改定の目安について答申が取りまとめられました。

●答申のポイント
・各都道府県の引上げ額の目安については、Aランク(東京、大阪、神奈川など)、Bランク(北海道、兵庫、広島など)、Cランク(青森、高知、沖縄など)ともに50円。
*ランクについて…都道府県の経済実態に応じ、全都道府県をABCの3ランクに分けて、引上げ額の目安がなされています。各ランクの具体的な都道府県は、厚生労働省ホームページ等でご確認ください。

なお、今後は、各地方の最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ審議等が行われ、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。

仮に目安通りに各都道府県で引上げが行われた場合、全国加重平均は 1,054 円となります。この場合の全国加重平均の上昇額は50円(昨年度は43円)で、昭和53年度に目安制度が始まって以降最高額となります。

自社の賃金の状況や引上げの影響等について、早めに確認しておくようにしましょう。

(参考:厚生労働省 報道発表資料「令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について」)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41785.html