「いじめ・嫌がらせ」は引き続き最多、令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況

厚生労働省は6月30日、「令和2年度個別労働紛争解決制度の施行状況」を取りまとめ、公表しました。

公表された資料によると、総合労働相談件数は前年から8.6%増の129万782件。13年連続で100万件を超え、高止まりの状況となっています。

なお、総合労働相談件数のうち、民事上の個別労働紛争相談件数は27万8,778件ですが、「いじめ・嫌がらせ」相談件数は79,190件で9年連続で最多を記録しています。

また、「解雇」の相談件数は前年から9.4%、「労働条件の引き下げ」の相談件数は10.4%、「退職勧奨」の相談件数は12.3%の増加といずれも大幅に増加となっています。

(参考:厚生労働省 報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_19430.html