最低賃金の議論が開始されました

最低賃金に関する議論が6月22日、中央最低賃金審議会で開始されました。

昨年度は、新型コロナウイルスの影響を受け全国加重平均で前年度比1円上昇となりましたが、今年度は「経済財政運営と改革の基本方針2021(いわゆる骨太の方針)」 において、「感染症下でも最低賃金を引き上げてきた諸外国の取組も参考にして、感染症拡大前に我が国で引き上げてきた実績を踏まえて、地域間格差にも配慮しながら、より早期に全国加重平均1000 円とすることを目指し、本年の引上げに取り組む。」としており、引上げに積極的な姿勢を示していることがうかがえます。

ワクチン接種も開始されましたが、新型コロナウイルスの終息は未だ見通せていない状況です。

来月には引上げの目安が示されるものと思われますので、特に中小企業は動向を注視しておきたいところです。