虐待が認められた件数が増加、「平成29年度使用者による障害者虐待の状況等」

厚生労働省は22日、「平成29年度使用者による障害者虐待の状況等」を取りまとめ、公表しました。

取りまとめられら結果のポイントは以下の通りです。

①通報・届出のあった事業所数、通報・届出の対象となった障害者数はいずれも増加。
・通報・届出のあった事業所数 1,483事業所(前年度比 12.7%増)
・通報・届出の対象となった障害者数 2,454人(同44.6%増)

②虐待が認められた事業所数、虐待が認められた障害者数はいずれも増加。
・虐待が認められた事業所数  597事業所 (前年度比 2.8%増)
・虐待が認められた障害者数  1,308人 (同34.6%増)

③受けた虐待の種別では、経済的虐待が83.5%で最多。

なお、虐待把握の端緒別では、労働局等への相談が全体の約7割と最も多くなっています。また、虐待が認められた事業所の規模としては、50人までの事業所が多く、全体の約8割を占めています。

(参考:厚生労働省 報道発表資料)
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000172598_00003.html