精神障害の請求件数が大きく増加、令和3年度「過労死等の労災補償状況」

厚生労働省は25日、令和3年度「過労死等の労災補償状況」を公表しました。

公表された資料によると、過労死等に関する請求件数は3,099件で前年から264件の増加となっています。特に精神障害の請求件数についてですが、その請求件数は2,346件となっており、前年度から295件増と大きく増加しています。

なお、出来事別の傾向として、支給決定件数は、「上司等から、身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」125件と最も多くなっており、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」71件、「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」66件と続いています。

(参考:厚生労働省 報道発表資料「令和3年度「過労死等の労災補償状況」を公表します」)
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26394.html