全体の65.9%で労働基準関係法令違反あり ~平成29年度「過重労働解消キャンペーン」重点監督実施結果~

厚生労働省は23日、昨年11月に実施した「過重労働解消キャンペーン」における重点監督の実施結果について取りまとめ、公表しました。

公表された資料によると、監督指導を実施した事業場(7,635事業場)のうち、5,029事業場(全体の65.9%)で労働基準関係法令の違反があったとのことです。なお、その他の重点監督実施結果の主なポイントは以下の通りです。

★重点監督結果の主なポイント

(1)監督指導の実施事業場:7,635 事業場
うち、5,029事業場(全体の65.9%)で労働基準関係法令違反あり

(2)主な違反内容 [(1)のうち、法令違反があり、是正勧告書を交付した事業場]
ア)違法な時間外労働があったもの:2,848 事業場(37.3 %)
うち、時間外・休日労働の実績が最も長い労働者の時間数が月80時間を超えるもの:1,694事業場(59.5%)
うち、月100時間を超えるもの:1,102事業場(38.7%)
うち、月150時間を超えるもの:222事業場(7.8%)
うち、月200時間を超えるもの:45事業場(1.6%)

イ)賃金不払残業があったもの:536 事業場(7.0 %)

ウ)過重労働による健康障害防止措置が未実施のもの:778 事業場(10.2 %)

なお、厚生労働省のHPにて詳細な資料が公開されています。より詳細な結果等をご覧になりたい場合は厚生労働省HPをご確認下さい。

(参考:厚生労働省 報道発表資料)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000204309.html