自社で就業規則の内容をチェックしようかと思います。どのような点に気をつけてチェックすればよいですか?

チェックすべき箇所は多くありますが、自社で就業規則の内容をチェックされる場合は、主に以下の点に気をつけてチェックをしていただければよいかと思います。

  • 必要な事項が漏れなく記載されているか
  • 法律に反した内容になっていないか
  • 自社の実態に沿ったものとなっているか

就業規則には必ず書かなければいけない事項、また、ルールを設ける場合は必ず書かなければいけない事項がありますので、そのような事項が漏れなく記載されているかどうかの確認が必要です。

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また、法律の改正は頻繁に行われます。そのため、就業規則に記載されている内容が現在の法律の内容に沿ったものか否かの確認も必要となります。特に近年は育児・介護休業法で頻繁に改正が行われていますので、育児・介護休業規程や就業規則本体の育児・介護にかかる規定部分について、変更漏れが無いかよく確認しておきましょう。

加えて、就業規則が自社の実態に沿ったものとなっているかの確認も重要です。会社の実態に沿わない就業規則を運用していると、労務トラブルが発生した場合に就業規則が上手く機能しない恐れがあります。仮にトラブルに発展しない場合であっても、従業員から会社への不信感につながることも考えられますので、その点も十分確認を行っておきましょう。