「いじめ・嫌がらせ」が引き続きトップ、平成29年度個別労働紛争解決制度の施行状況

厚生労働省は27日、「平成29年度個別労働紛争解決制度(*注)の施行状況」を取りまとめ、公表しました。なお、公表された資料のポイントは以下の通りです。

★ポイント
①総合労働相談、あっせん申請の件数はいずれも前年度と比べ減少、助言・指導の申出件数は増加している。
・総合労働相談件数   110万4,758件(前年度比2.3% 減)
・助言・指導申出件数  9,185件(同 2.3% 増)
・あっせん申請件数   5,021件(同 2.0% 減)

②民事上の個別労働紛争の相談件数、助言・指導の申出件数、あっせんの申請件数の全てで、「いじめ・嫌がらせ」が引き続きトップ 。
・民事上の個別労働紛争の相談件数では、72,067件(同1.6%増)で6年連続トップ。
・助言・指導の申出では、2,249件(同1.9%増)で5年連続トップ。
・あっせんの申請では、1,529件(同6.9%減)で4年連続トップ。

*注 個別労働紛争解決制度…個々の労働者と事業主との間の労働条件や職場環境などをめぐるトラブルを未然に防止し、早期に解決を図るための制度です。

(参考:厚生労働省 報道発表資料)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000213219.html