長時間・過重労働に関する相談が最多、過重労働解消相談ダイヤル結果

厚生労働省は24日、10月28日(土)に実施した「過重労働解消相談ダイヤル」の相談結果をとりまとめ、公表しました。

過重労働解消相談ダイヤルには、合計で367件の相談が寄せられ、最も多かった相談内容は「長時間労働・過重労働」に関するもの(136件 37%)であったとしています。

<相談結果概要>
●主な相談内容 ()内は相談件数に対する割合、1件の相談に対して複数の相談内容が含まれることもあるため、総合計は100%にはなりません。
長時間労働・過重労働 136件(37.0%)
賃金不払残業 110件(29.9%)
パワハラ 28件(7.6%)

●相談者の属性 ()内は相談件数に対する割合
労働者 200件(54.4%)
労働者の家族 106件(28.8%)
その他 36件(9.8%)

●主な事業場の業種 ()内は相談件数に対する割合
保健衛生業 47 件(12.8%)
商業 45 件(12.2%)
製造業 41 件(11.1%)

少し注目してほしいのは、相談者の属性です。労働者が一番多いのは当然ですが、約3割は家族からの相談です。意外と多いと思いませんか?

なお、これらの相談のうち、労働基準関係法令上、問題があると認められる事案については、相談者の希望を確認した上で労働基準監督署に情報提供を行い、監督指導を実施するなど、必要な対応を行っていくとしています。

(参考:厚生労働省 報道発表資料)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000144103.html